法和株式会社は創業以来、反射板を作り続けて早50年。
そんな歴史の中で弊社がとても大事にしている反射板がございます。

それは始まりの反射板「L-661」反射板です。

この反射板は今でも現役ですが全く使い道のない、お客様のいない反射板です。
しかしこの反射板が誕生していなけれは法和株式会社の物語は始まっていません。

先々代がドイツから持ち帰ったピンから作り上げた始まりの反射板。
手作り反射板と言っても良いこの製品は歴史と共に役割を終え、静かに眠っています。次の出番を待ち続けて・・・

今回、ホームページのリニューアルを決断した時にどうしてもこの反射板の存在を世の中にお伝えしたいと思い、10数年ぶりに生産も実施しました。

本当に昔の職人が作った物って壊れませんね。簡単なメンテはしていましたが全く問題なく製造が出来たという事実に驚きました。
こんな事実を目の当たりにすると今の品管などって過剰かな？なんて思ってしまいます。

無駄なメンテをなくし、コスト削減。常に最良のモノづくりができる。こんなモノづくりを目指したいと改めて思いました。
そんな事に気づかせてくれる始まりの反射板はこれからも大事に保管し、来たるべく時まで出番を待ち続け、商品としてお客様にお届け出来る様になれたらいいなと思います。
※性能は本当に悪いですが半世紀前に活躍してた反射板が今でも現役って凄くないですか？